序盤の劣勢をはね返し、鳥栖が勝利をつかんだこの試合。前節・大宮戦に負ったけがで出場を危ぶまれたFW豊田も無事に出場しました。しかし、この試合で活躍したのは、今季なかなかスポットライトを浴びることのなかったキム・クナンとヨ・ソンヘのCBコンビと、左MFキム・ミヌという韓国人トリオ。クナンはCBとして柏の攻撃を最終ラインで封じ、ソンヘは守るだけでなく先制を挙げ、「ゴールを決めた気持ち? サイコー!」と照れ臭そうに話しました。そして、サポーターに期待されながらここまでゴールのなかったミヌが、J1初ゴールとなる今季初得点を3点目に挙げ、「いつもチャンスがきたら取ろうと思っていた。(J1初ゴールまで)ちょっと遅れた感はありますけど。今日の得点で胸に詰まっていたものが全て吹っ切れた」とうれしさを語った。
ここまで豊田、藤田などの活躍が目立っていた鳥栖だが、韓国人トリオの活躍でますます躍進が期待できそうです。
(鳥栖担当 荒木英喜)
2012/09/25 13:58