天皇杯4回戦・柏戦に人生初の左SBで出場した若狭大志が、第32節・甲府戦では本職のCBを務めた。高木和道、児玉新、深谷友基の名を挙げ「先輩たちから守備の基本を学んでいる。人生でこんなに守備について考えるのは初めて」と話す。
特にチームが4バックシステムに変更してからはラインの上下が細やかになり、学ぶことが増えた。「今は和道さんに従っているけど、今後もし和道さんが出場停止などでいなくなったらどうしよう」と心細そうな表情も見せつつ、相手が蹴るときのフォームやボールの置きどころを見きわめながらのFWとの駆け引きなど、試合中に細かく具体的なアドバイスをもらっているようだ。
「和道さんが新人の頃に戸田和幸さんや森岡隆三さんに教わったことをそのまま僕に教えてくれてるみたいなので、ミーハーな気持ちで聞いてます」と無邪気に喜んでみせる若狭。吸収力抜群の新鋭は、先輩たちを脅かす存在に成長できるか。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/11/26 17:34