8試合勝ちなしともがく栃木だが、練習の雰囲気は決して悪くない。前節・神戸戦では0-2の敗戦となったが、今週の練習場には、先週と比べても格段に前向きな空気がある。
廣瀬浩二はその理由を、こう説明した。「神戸戦でできなかったことが、それぞれで整理できているのでは。チームとしてどう戦うかもハッキリした」。廣瀬の言う「ハッキリした」という戦い方とは、“原点”に戻るということに尽きる。
「栃木が今までやってきた『いい守備からいい攻撃』を、今まで以上にしっかりやることを大事にしていきたい」
吹っ切れた栃木が対戦する次の相手は、北関東のライバル・水戸だ。「水戸戦はダービーだし、勢いを付けるには格好の相手。このモヤモヤした気持ちを晴らすために、水戸戦ですべてを出し尽くせるようにしっかり準備していく」。
栃木はまだ死んでいない。原点回帰の北関東ダービーが、それを証明する舞台となる。
栃木の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(栃木担当 片村光博)
2013/08/09 18:25