28日、JFL第22節が全国各地で行われ、FC町田ゼルビアはホーム町田市立陸上競技場でMIOびわこ滋賀と対戦した。
4月上旬に負った右足第五中足骨基部疲労骨折から復帰した右SB田中貴大は、2試合連続で先発出場。自身のサイドから失点を喫する場面はあったものの、チームは3-1で勝利している。
田中貴は今季、東京Vから町田へ期限付き移籍で加入。「試合でしか成長できないこともある」と下部組織時代から在籍している東京Vを飛び出し“武者修行”に出た。4月に負傷で戦列を離れてから約3カ月。外からチームを見つめた田中貴は、チームに足りないモノを発見し、「自分の持ち味である前へ行く姿勢を出してチームを勢いに乗せたい」と、アグレッシブなプレーを披露している。
今季の課題は「J1やJ2でプレーすることを意識しながら、前後半同じクオリティーのプレーを出すこと」。自己評価に厳しい19歳のSBは「まだまだの部分が多い」と、自分の出来に満足している様子はない。
(東京V担当 郡司聡)
2013/07/31 16:52