田中貴大には、“二人のライバル”がいる。一人は町田で右SBの定位置を争う同級生の三鬼海(写真下中央)だ。「海は年代別代表候補も経験しているし、尊敬できる部分は多い。逆にそれがモチベーションになっているし、良い意味でライバル視している」と田中貴。対する三鬼も「攻守全部でタカヒロを上回らないと試合には出られない」と危機感を募らせる。互いに切磋琢磨できるライバルの存在が、彼らのプレーレベルを引き上げるに違いない。
もう一人のライバルは、現在特別指定選手として東京Vでプレーしている端山豪(慶應大在学中)。東京Vの試合を常にチェックしている田中貴は、小学校から知る同級生・端山の落ち着いたプレーの数々に驚きを禁じ得ない。「足元の技術もあるし、何でもできるタイプ。もちろん刺激になっている」。端山の活躍を自身の糧としている田中貴は、町田でさらなる成長を遂げようと闘志をたぎらせている。
(東京V担当 郡司聡)
2013/07/31 16:52