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「ほかの選手にいい影響を与えていただ…、もらえればいいと思っている」

　記者は城福浩監督の言い直しを聞き逃さなかった。伊東輝悦への期待を語った城福監督が、思わず「いただければ」という、敬語を使おうとしたのである。

　伊東はJリーグ初年度から現役で今年が21年目。来月末には39歳の誕生日を迎える。日本代表戦にも27試合出場し、アトランタ五輪ではブラジルからゴールを決めて“マイアミの奇跡”を演出した日本サッカーのレジェンドだ。

　城福監督はそういえば彼を「テル」でなく「テルさん」と呼んでいるが…。この言い損ないも、リスペクトの気持ちが思わず言葉に出てしまったのかもしれない。

　今季は負傷もあって、リーグ戦にまだ出場していない“テルさん”だが、4日の紅白戦ではついに主力組に入った。6日の国立では、J1通算512試合目のプレーが見られそうだ。

甲府の選手名鑑（クラブ公式サイト）