羽生直剛をセカンドトップに配置した攻撃陣を、甲府が試している。「攻撃も守備も流動的に、臨機応変に」(羽生)というのがこのシステムの特徴。水野晃樹、柏好文の両サイドを「できるだけ近い位置でサポートし、彼らの良さを出す」クレバーな動きは羽生ならではのものだろう。
ただし、そのプレースタイルは「僕の身体能力、サイズ(167㎝)を考えて、そうするしかなかった」(羽生)ものなのだという。
そんな小さな巨人が、SC相模原戦でヘディングシュートを決めた。福田健介の右クロスに合わせて、ニアで力強く合わせたのだが…。羽生に聞くと「若いころに福岡戦(2006年8月26日・第20節・千葉3○1福岡)であっただけ」とのこと。それも「巻(誠一郎)のシュートがバーに当たって、押し込んだ」というごっつあんゴール。
相模原戦のゴールは「長めのクロスをゴール前でちゃんと打てたことは、プロに入ってから多分初めて」という歴史的一撃だった!
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/06/21 22:05