右ひざ前十字じん帯損傷などで戦列を離れていたキローラン木鈴が前節・長崎戦に途中出場。負傷からの復帰戦が“東京Vデビュー戦”となった木鈴は29分から左ストッパーに入った。三浦泰年監督から「思い切ってやれ」と指示を受けた背番号4は、「相手を混乱させることができれば」と何度か攻め上がってゴールへの道も模索。しかし、0-1で迎えた72分に追加点を許し、結局チームは1-2で敗れた。
小学生のころから東京Vの下部組織に所属していた木鈴にとって、「ヴェルディのトップチームに上がって試合に出ることは一つの目標だった」。本人にとってはホロ苦い敗戦となったが、「ヴェルディのエンブレムを付けて試合に出られてうれしかった」と緑のユニフォームを着てプレーする喜びを感じながら61分間ピッチを駆け抜けた。
「守備陣としては無失点に抑えることが結果を残すことになる」。
新たな第一歩を踏み出した木鈴はそう言って次の栃木戦を見据えた。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/06/18 11:57