7試合ぶりの勝利を挙げた前節・札幌戦。試合後の監督会見で三浦泰年監督は報道陣から「先制した後、追加点へと畳み掛けられなかった理由をどう考えているか?」との質問に「あらためて映像を見て整理した上で世の中に発信しなければならないと思う」と回答。その真意について、18日の練習後に指揮官を直撃した。
「札幌戦はいろいろなことを考えると追加点へと畳み掛けることができたという印象を持つ試合だったかもしれない。でも、アクシデントが起こり得るのがサッカーだから、もう1点を狙いに行くことに対しては慎重さが出ていた。ベンチで見ていてそう感じてはいたけど、こればかりは映像をチェックしてみないと。勝ち点3を取ることが大事な試合だったし、選手たちの努力を無にするようなコメントはしたくなかった」。
記者会見での発言の真相は、指揮官なりの配慮だった。チームマネジメントに重きを置く指揮官の哲学が凝縮されたエピソードである。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/07/18 21:16