5月末から6月初旬まで約1週間、スペイン2部・サバデルの練習に参加していた田邉草民と河野広貴が、取材に応じた。
両者とも口をそろえて振り返ったのは、スペイン人選手たちの「狭いコートでのうまさ」。またホームスタジアムで練習し、その雰囲気も味わうことができたという。
田邉は「シュートの意識が高い。『ここから?』ってところから打つ。それにボールをミートする力が高い。スーパーゴールが生まれる理由が分かりました」と、体感した“高いゴールへの意識”を話していた。「練習から自分も意識してやっていく」とのこと。
渡西する28日の2日前に練習参加が決まったという河野も、「ボールを使わないウォーミングアップをしないヴェルディみたいなスタイルでした。時間にしては一時間くらいだけど、スゴく疲れるメニュー。うまい人たちの中で練習できるのは良いですね」と振り返った。
互いに刺激を受けて帰国したようだ。契約するか否かは決定していない状態ではあるが、彼らの今後に向けてこの練習参加がプラスとなったことは間違いない。
(FC東京担当 田中直希)
2013/06/10 21:03