[神戸]古巣戦出場へ強い思いのある有田と杉浦の会話

「2点ということは、俺の分も取ってくれたね」
「ホームでは2人で取りましょう」

　ちょっとラブリーなこのコメントは、第15節・愛媛戦の直後、有田光希と杉浦恭平の間でかわされたツイッター上の会話である。ともに古巣戦出場への強い気持ちを抱いていたが、有田が2得点を叩き出す一方、杉浦はメンバーに入れなかった。「残念。めっちゃショックでした」と悔やんだ杉浦だが、「見てて感動した。“もってる”なって（笑）」と、有田の勇姿を手放しで喜んだ。

　そんな杉浦は27日の岡山戦でハットトリックを記録。有田からのクロスを押し込み、カウンターを冷静に決め、自ら奪ったPKを確実に叩き込んだ。

「トップが（鳥取戦で）勝てなくて、練習試合でしっかりアピールしないといけない。僕だけじゃなくみんな試合に出たいと思うので、しっかり積み重ねていきたいと思う」

　杉浦はサテライトの強いメンタリティーを代弁した。

（神戸担当小野慶太）

2013/05/27 20:53