第15節・愛媛戦から一夜明け、神戸はサテライトのメンバー中心にトレーニングを実施。安達亮監督もまた、いつもと変わらぬ様相で指導に没頭した。
前日のヒーロー・有田光希について「練習もそうだし、この間の練習試合の振り向きざまの左足シュートが印象的で、アイツの持っている得点感覚を見れた」と起用に至った背景を話し、「でも、大したもんだよ、本当に大したもんだ、期待どおりに結果を出せるのは」と、惜しみない賛辞を贈った安達監督。これは、言い換えれば指揮官のポリシーの裏返しでもある。
「期待値だけで試合に使うことはない。練習や練習試合できちんと評価してるつもり。アピールする、出場機会を勝ち取る、短い時間で結果を出す、結果を出せなければまた遠のく、そのサイクルでやっていかないと」。
有田のゴールは、リーグ中盤戦へ上積みを期すチームに届けられた、パンチの利いた刺激だった。
(神戸担当 小野慶太)
2013/05/20 16:28