練習着のシャツはおそらく汗だけではないほどに濡れ、パンツをたくし上げて山中亮輔は報道陣の前に表れた。この日(4月20日)、25歳の誕生日を迎えた山中はその数分前、チームメイトから “祝水”を浴びせられていた。
急激に気温が上がり、日向では汗ばむ陽気だったこの日だが、水を浴びた山中は「寒いですよ」と笑った。
大きく分けると20代後半と言われる年齢になったが、「(サッカーの世界では)若いのは21、22ぐらいまでだし、23を過ぎたらもう若いとは思っていなかった」と言う山中は、誕生日についても冷静。25歳の抱負については「特に変わらないですよ。毎年、試合に出ないといけないと思っているし、今シーズンで言うと(リーグの全)34試合に出ることを目指しているので、けがなくできたら」と話した。
誕生日翌日の試合で自ら祝砲を狙うかについても、「誕生日だからとかじゃなくて、それは毎試合。明日も変わらず狙う」と特別ではないながら、この日の練習でもチームメイトが沸いたゴールや強烈なクロスバー直撃弾を放った左足のミドルシュートを狙っていくことを誓った。
写真:菊地正典
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/04/20 20:36