監督が代わった今季も開幕2試合にフル出場していた喜田だったが、JリーグYBCルヴァンカップ第1節・FC東京戦の前日、3月6日に右足首を負傷すると、合流した翌日の3月17日に今度は左足首を負傷。復帰を急いだ結果の再離脱だったため、「また再発するのも嫌だったし、慎重にならざるを得なかったので少し時間が掛かってしまった」が、再離脱から約1カ月を掛けて完全合流までこぎつけた。
フルメニューを行ったのは前日からだったが、この日はフルコートでの11対11もプレー。4月18日に行われたルヴァンカップ・FC東京戦に出場した一部のメンバーがクールダウンを行っていたとはいえ、大きな前進だ。そのゲームでは、中盤の底で攻守においてハードワークするとともに身振り手振りで味方に指示を送る姿が印象的だった。
明日、湘南戦のメンバー入りについては「ないと思います」と笑いつつも、「練習をやっている以上は『いつでも』という準備はしている」。そして「選手もスタッフもみんな連戦のタイトな日程の中で頑張っているので、自分も早くピッチの中で助けになりたい気持ちがあるし…」と話すと、少し間を空けて大きく息を吐きながら「勝ちたい」と一言。「サッカーをしたい。勝ちたい。それだけ」と思いを吐露した。
「この連戦を11人だけで乗り切るというのは絶対に無理な話なので、本当に総力戦だと思うし、自分だけじゃなくて全員がいつチャンスが来てもいいように。そういう空気がないとチームとして結果が出ていかないっていうのは今まででたくさん経験してきている。練習で上げていきます」と力強くコメント。頼れる中盤のダイナモがピッチで再び暴れ回る日は近い。
写真:菊地正典
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/04/20 20:38