GK柴崎貴広は気づいていた。元・同僚からゴールを割られる回数が多いことに。
「これまで、元・同じチームの選手にやられてきた。もう、取られたくない」
第2節は徳島の柴崎晃誠、那須川将大、そして第4節は群馬の平繁龍一。これまでの4失点のうち、実に3失点が東京Vでともにプレーした選手からの失点だ。
実は、31日の第6節の対戦相手・山形にも、元・同僚がいる。ズラタン・イブラヒモビッチと、カプリチョーザ柏店をこよなく愛する男、林陵平だ。
「苦手意識があるわけでないが、癖を知っているので何とか止めたい。今回は林がいる。あまり意識せず、誰が出ようと自分は点を取られないようにするだけ」と柴崎は話した。
「GKが失点しなければ負けないわけで、DFラインと話をしながら協力して守りたい」。5戦ぶりの勝利に向け、柴崎は元・同僚を抑え、なおかつ完封を目指す。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/03/29 19:45