群馬との古巣戦を控える松下裕樹が、現在の心境を語った。「移籍が決まってから、ザスパと対戦するのを楽しみにしてきた。「(群馬については)入団した経緯を考えても、いまは感謝という言葉しか出てこない」としんみり話している。
また、熱い気持ちでプレーする彼らしく、群馬サポーターについても言及した。「選手は移籍できるが、サポーターは移籍できない。何かのきっかけがあって、クラブを好きになって応援してくれている。未来あるザスパをたくさん応援して、強くしてほしい。自分はただの裏切り者と思われているかもしれませんが、そういう気持ちです」
20日は横浜FCの一員として正田スタに立つことになる。「群馬には意外とミーハーな人も多い。名前のある人がいると、盛り上がってモチベーションも高まり、選手も良い試合をする。だけどボクらは勝たないといけない」。さまざまな思いを抱えながらも、松下は勝利のために全力を尽くす。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/03/19 19:02