GWの連戦に前後し、横浜FCの主力級に負傷者が相次いでいる。
4/29の熊本戦で藤井悠太が腰を痛め、前節はベンチ外。5月に入るとGK南雄太も負傷し、北野貴之が前節の東京V戦からベンチ入りしている。さらに今週水曜日の練習で、今度は永田拓也が「ももに違和感を訴えた」(中田監督)とのことで、昨日、今日と全体練習に姿を見せていない。
永田は3バック時の左ウイングバックとしてここ4試合でスタメン出場を続けていた。その代役が気になるところだが、昨日、今日と横浜FCは戦術練習を非公開にしているので分からない。よって、明日の水戸戦はその穴をどう埋めるか考察してみたい。
①新しく代わりの選手を入れる
当然これが最も面倒のないやり方だが、スピードと運動量、守備力を兼ね備えた適役がいないのが現状。藤井が間に合えば右ウイングバックに藤井を入れ、小宮山を左に回せば解決だが……。守備に目をつぶって当てはめるとすれば、野崎陽介、増山朝陽になるだろうか。
②ジョン チュングンをサイドに回す
適性としては身体能力的にまったく問題ない。シャドーの位置には野崎、増山、寺田らの適役もいる。この場合も小宮山を左に回す。彼の推進力をゴールから遠い位置に配するのはもったいないのも確かだが、ハマれば今後の強力なオプションにもなる。
③田所 諒をウイングバックに上げる
現在3バックの左CBに入っている田所を、岡山で慣れ親しんだポジションに戻すのも一考だ。走力と空中戦の強度を考えれば、田所の適所はやはりウイングバック。この場合はCBに今季甲府から加入した渡邉将基が入る。ただ、渡邉は今季まだ出場がなく、控えDFが今季ベンチ入りも少ない楠元秀真1人だけになるという不安はある。
④4バックに戻す
ウイングバックの駒が足りないなら、無理にやりくりして3バックを継続する必要はないかもしれない。イバと津田の2トップとし、野村とジョン チュングンはサイドハーフに。4−4−2は第9節の前半まで用いてきた横浜FCの基本フォーメーションであり、「いつでも戻すことはできる」(中田監督)。
以上、当日のスタメンを見ても実際に選手がどう配置されるかは試合が始まるまで分からない。観戦予定の方はキックオフまでいろいろと想像をめぐらせて楽しんでみてはいかがだろうか。
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/05/12 18:31