仙台の石原直樹が、かつて所属していた大宮との対戦に向けて状態を上げている。
石原は09年から11年まで大宮に所属。同年のJ1第3節にJ1初ゴールを決めてから、仙台加入後のJ1第8節・広島戦(3△3)で今季2点目を記録するまでに、J1で通算49得点。J1通算50ゴールまであと1点というところで、J1第11節・大宮戦を迎えようとしている。
石原は5月3日に行われたルヴァンカップ第4節・大宮戦でもベンチ入りしたが、その時は出場せず。しかし、メンバー紹介の際に大宮側からも拍手を送られたことを「離れたけれど、応援してくれる方々がいるのはうれしい」と振り返った。次は慣れ親しんだNACK5スタジアム大宮でのプレーを目指す。
12日の紅白戦では、クリスランのゴールにつながる強烈なシュートを打つなど、調子のいいところを見せた。だが本人は「あと一日の準備の中で、もっともっと詰めていきたい。僕自身も、もっと高めなければいけません。実際のプレーを何度もこなしてこそ、イメージを合わせられるので」と、満足せず入念な準備を進める。
「カップ戦で勝ったといっても、また別の試合だと思っています。そこも油断せず、危機感を持って、『スキを見せたらやられる』という意識で試合に入りたい」。今季二度目の大宮戦に向けて気を引き締め、石原はチームへの貢献を誓った。
文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/05/12 18:12