3月末日をもって退任する横浜FMの下條佳明チーム統括本部長が、今日の練習前に選手をはじめとする現場スタッフに最後のあいさつを行った。下條氏が目頭を熱くする場面もあった。
2010年から現職に就き、約6年間に渡って今後について下條氏は今後について「まだ何も決まっていない。年齢も年齢なので(現在61歳)、これから考えたい」と話すにとどめた。
クラブは先日、カイケとマルティノスの獲得を発表し、今季のチーム編成が完了した。結果的にそれが現職としての最後の仕事となったが、今季の横浜FMについて「期待の持てるチームになった。ポゼッションもカウンターもできるし、攻守の切り替えはJ屈指。(編成に)満 足している」と最後までクラブへの愛情を強調し、健闘を祈っていた。
後任にはルーマニア国籍のアイザック・ドル氏がスポーティングダイレクターとして就任することが決まっている。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2016/03/31 17:55