決勝ゴールを決めて喜ぶ香川真司(写真:Getty Images)
値千金の決勝ゴール
香川がジョーカーとして初仕事をやってのけた。首位バイエルン追走へ大きな意味を持つ2位ドルトムント対3位ヴォルフスブルクの上位対決は、香川の試合終了間際の劇的な決勝ゴールでドルトムントに軍配。他会場ではバイエルンが今季リーグ戦初黒星を喫したため、両者の勝ち点差は5にまで縮まることになった。
開幕節以来リーグ戦ではスタメンの座を守り続けてきた香川だが、この試合では今季初めてベンチで試合開始のホイッスルを聞くことになった。香川は11月の代表戦以降疲れなどの影響もあって調子を落としており、前節1ゴール1アシストの活躍を見せたMFカストロの状態の良さが優先された形だ。
さらに、ドルトムントはフンメルス、ソクラテスの両CBに加え、MFヴァイグルがウイルス感染症でメンバーを外れ、守備陣に不安を抱えたまま強敵ヴォルフスブルク戦に臨むことになった。
香川がピッチへ送り込まれたのは1点リードした54分。前半に接触プレーで腰を痛めたMFギュンドアンとの交代だった。追いつきたいヴォルフスブルクが圧力を強め、守勢に回る時間の長かったドルトムントだが、香川は相手のプレスが掛かる中盤でパス回しの潤滑油となっていた
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(BLOGOLA編集部)
2015/12/09 15:44