横浜FC再デビューを無失点勝利で飾ったGK柴崎貴広。8年前に在籍していたときは「何も残せず」契約非更新となっていただけに、感慨深い勝利だった。
ただ残念だったのは、新体制発表会でも話した「得意である時間を稼ぐプレー」を披露することがほぼなかったこと。『シバ焦らし』とも称されるプレーは次節、ニッパツ三ツ沢球技場で見ることができるだろうか。
「いろいろなことを考えていますよ。もちろん、それは勝つためにやることだし、ルールの範囲内で」
勝っている時間、柴崎にボールが渡ったときに見られる『シバ焦らし』。どんなスペクタルな焦らしを用意しているのか、楽しみだ。また柴崎は、前節のPK時に見られた“ある光景”のことも教えてくれた。
「野上(結貴)が俺の方を向いてきたんですよ。『PK、見られないっす』って(笑)」
相手には動じないプレーを見せた野上だが、緊迫した味方のプレーには少し動じてしまうようだ。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/03/04 19:05