熊本との開幕戦は2―1の逆転勝利。開幕戦での勝利は昇格3年目にして初、アウェイでの逆転勝利も、後半に先制されてからの逆転勝ちも初と、初物づくしの勝利となった。
終了間際に逆転ゴールを決めたのは、奥山泰裕。横竹翔のパスを受けてフリーで抜け出し、「パスを受ける前から完全にフリーだったので、絶対にシュートまでいってやろうと思っていた」というチャンスを見事に決めた。ブロックに来た相手DFの足に当たってコースが変わり、コロコロと転がって決まる幸運な形。バタバタした感じのゴールは、これぞ奥山、という“らしさ”を感じさせるもの。とはいえ、試合翌日の練習会場でサポーターから祝福の言葉をかけられ、あらためてゴールの価値の大きさを感じた様子だった。
「この勢いで連勝したい」と、次の試合に向けてのモチベーションも、さらに高まっていた。
(鳥取担当 石倉利英)
2013/03/04 17:48