前節・千葉戦の試合中、「スプレー違い事件」が発生していたことが30日、本紙の調べで判明した。
事件発生は開始16分過ぎだった。ケンペスの強烈な左足シュートが左ポストを叩いた場面があった。スローVTRでも判別しにくいシーンだが、実はGKシュナイダー潤之介の右手をかすめていたという。
「強烈すぎてもげたかと思った」というシュナイダーだったが、「GKは弱みを見せるな!」という教えどおり、こっそりとコールドスプレーをかけようとベンチの柴崎貴広(柴崎はシュナイダーのセーブに気付いていた)にジェスチャーを送り、スタッフを呼び寄せた。だが、スタッフの手元を見て驚愕する。
「それ、粘着用のスプレーじゃん!」
某スタッフは、ソックスなど、滑り止めのために使用するものを持ってきてしまったのだった。人知れずズッコケたシュナイダーだったが、その後しびれも消え、90分を戦い抜いた。
スプレーは間違えられてもコーチングは間違えないシュナイダーは、1試合平均失点0点台をキープしている。
横浜FCの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(横浜FC担当 田中直希)
2013/10/31 12:29