リーグ戦で連敗となった長崎だが、チームの雰囲気は全く悪くない。むしろ一段階高いところで集中しているかのように思えた。ピリピリしているわけでもなければ、暗いわけでもない。皆が前向きで声を出しあい、励ましあい、話し合い、時折、笑顔も見られる。決して集中力を欠いているわけではなく、練習の濃度はJリーグに参入してからの3年間で最も濃いと言っても過言ではない。
古部健太は「今、皆が何かを変えなければならないと強く思っている。それが練習に出ている。絶対に勝つんだという気持ちでいる。もう負けたくない」とチームの現状を説明してくれた。だが、チームはすでに「勝つんだ」という気持ちでひとつになっている。”キツイ時ほど後で振り返れば一番伸びていた”とアスリートはよく口にする。この雰囲気をもって磐田戦に臨むことができれば第14節C大阪戦(2○1)に続くジャイアントキリングも起こせなくはない。
(長崎担当 植木修平)
2015/06/11 07:00