前節・群馬戦(2○1)で今季初の逆転勝利を収め、3連勝と勢いに乗る金沢。特に群馬戦で逆転ゴールを決めた水永翔馬は、今季ここまでノーゴールだった。チーム、サポーター、そして何より水永自身にとって待望の初ゴールとなった。
得点のシーン、水永は清原翔平のパスを倒れながらも足で合わせ、ボールはコロコロとゴールイン。ボールが転がる様子をスタジアム中が息を殺して見守った。その瞬間を水永は「入れ! 頼むから入ってくれと思った」と振り返る。無事にゴールラインを割ったことを確認すると「もう爆発して(ゴール裏に)一直線に走った」。
水永は好調なチームの雰囲気を「僕が長崎にいたとき、11戦負けなし(13年)があった。そのときに似ている」と表現した。金沢に漂う快進撃の予感――。今節・C大阪戦はその試金石。手ごたえや自信以上の“確かなモノ”を大阪から持ち帰る可能性は、決して低くはないはずだ。
(金沢担当 野中拓也)
2015/04/08 18:46