25日、福村貴幸の清水への期限付き移籍が発表された。急なオファーだったようで、チームメイトの中にも突然の知らせに驚きを隠さない選手もいた。福村は24日の午前練習までチームと共に汗を流し、午後練習の前に挨拶をすませて清水へ向かっている。
福村は2010年に大阪桐蔭高校から入団。1年目は練習試合に出られないこともあったが、2年目に大木武元監督の元でJデビューを果たし、天皇杯決勝でもプレーするなど成長を遂げた。守備力と左足のキックを生かして、近年の京都の左サイドを支え続けた存在だ。
今季はSBの攻撃参加を重視する戦術が採用されたこともあり、ファン・テソンが先発に定着。控えにも内田恭兵が両SBに対応できる利便性を買われてベンチ入りし、福村は3試合続けてメンバー外となっていた。和田昌裕監督は「攻撃センスのある左SB。チームとしては痛いが、決断したからにはJ1でスタメンを取って欲しい」とコメントしている。
(京都担当 雨堤俊祐)
2015/03/26 07:00