16日の練習はアイデアメニューが盛りだくさん。フラビオコーチによる趣向を凝らしたフィジカルメニューはもちろん、GKを含めた全選手が大きな輪を作って行ったパス練習は、強めのパスを前に出ながらダイレクトで強く正確に返し、それを全員で続けていくもの。
その中で特に目立ったのが徳重健太。躊躇なく前に出て積極的にパスを繰り出す姿が光った。さらに、ジョギングしていた山本海人が小川慶治朗に何やら声をかけ、小川が切り返した。「ヘイ!バレーボーラー」。
これは、シジマールGKコーチがアタックしたボールをレシーブするGK練習のことだ。山本は、「FC東京戦のPKで、ボールが後ろに行ったことがシジ(シジマールコーチ)は悔しかったんだと思う。バレーは前に出る、手を前に出すので、練習に取り入れたと思う」と意図を汲み取り練習に励んだ。
別メニュー組には、岸本琢也トレーナーによるアスリート・パフォーマンス(米国)の斬新なリハビリメニューも。スタッフ達の知恵が一日の練習を盛り上げている。
(神戸担当 小野慶太)
2014/09/17 07:00