今季の新潟の目標であるACL出場権獲得。天皇杯においては、優勝を目指すことを意味する。過去3年、3回戦止まりだった新潟にとって、まずはここを勝ち上がることがミッション。当然、ベストメンバーに近い形で臨むことが予想される。
ただし天皇杯3回戦・長崎戦には、登録上、山本康裕、イ・ミョンジェ、指宿洋史、ラファエル・シルバの4名は出場できず、フィールドプレーヤー16名で先発を争う状況だ。
「危機感しかない」。そうつぶやいたのは、5月以来、公式戦出場から遠ざかっている加藤大だ。練習試合ではコンスタントにアシストや得点という結果を上げているが、課題は守備。球際には厳しく行けるようになったが「守備の『あと一歩』というところで付いていけない」と、克服に努める。
目の前の試合に向け、アピールするのは「攻撃の部分。出たら何かを残したい」と加藤。全体練習後もシュート練習に励むなど、今できることに全力で取り組んでいる。
(新潟担当 野本桂子)
2014/08/19 07:00