天皇杯3回戦・長崎戦は、先制しながら延長戦の末に敗退(1●2)。翌21日の練習場には、まだ切り替えきれない空気が漂っていた。
登録の関係上、出場できなかった指宿洋史は、「負けて学ぶこともあった。これを次につなげられれば。90分の中で必ずある自分たちの時間帯で決めないと」と客観的に見る。その上で、「昨日はカップ戦。リーグ戦は前節勝っているので、次の(J1第21節・)徳島戦が大事。勝つことで自信を取り戻せる。下位なので、確実に勝っていかないと」と強調した。
この日の全体練習後に行ったシュート練習では、柳下正明監督から蹴り方や軸足についてのアドバイスを仰ぎながら、ほぼ枠内に飛ばし続けた。「シュート感覚はよくなってきた。素直に聞いて、よくなって行ければ」と、吸収する意欲も旺盛だ。
居残り練習を終えると、「ありがとうございます!」と大きな声でスタッフにあいさつ。プレーだけでなく、こうした振る舞いでも、チームを活気づけてくれそうだ。
(新潟担当 野本桂子)
2014/08/22 07:00