前節・清水戦(0●2)に敗れてリーグ戦連敗となった大宮だが、次の試合はすぐにやってくる。16日のナビスコカップ第3節・柏戦に向けた練習では、今季初のビルドアップ練習が取り入れられた。
11対11の形式で行われた練習では、GKからCBに出されたボールをSBとボランチとが絡んで前に運ぶことを要求された。最初ということもあって失敗が目立ったが、大熊清監督は「うまくいっていない部分もあるけど、そこで時間を作ったりGKを使ったり、自分たちで気付いてくれないかな」と、その意図を説明した。
自主性を求める指揮官らしく、この日は「前がもらいたがっていて後ろが詰まっているなら『蹴れよ』と誰かが言うのかなとか思って、あまりこちらからは言わずにやった」とのこと。攻撃の際の共通意識に課題を抱えるチームに対する特効薬とはならないかもしれないが、これまでよりも具体的な積み上げがスタートしたことは間違いない。
(大宮担当 片村光博)
2014/04/14 21:16