リーグ戦が中断期間に入り、21日からはナビスコカップの4連戦が始まる。そこで気になってくるのは、ここまで出場機会の少ない若手の活躍だ。その中でも大熊清監督がたびたび名指しで期待を示しているのが、ドリブルという絶対的な武器を持つ泉澤仁である。
ここ最近の練習試合ではFWも務めるなど、プレーの幅を広げるためのチャレンジが続く。チーム事情が苦しい中で「いまは攻撃よりも守備が第一なので、悩むところはある」という葛藤も吐露するが、「しかけることが大切」という意識も変わらずに持ち続けている。
リーグ戦では2試合に出場したものの、特長を発揮し切れずに出場機会を失ってしまったため、泉澤は「何かを変えなきゃとは自分でも思っている」という危機感も強く持っている。その実力には何の疑いもない。ナビスコカップで自身を表現する術を会得し、リーグ戦でもチームに勢いを与えることが期待される。
(大宮担当 片村光博)
2014/05/19 22:59