柏は、最近の試合で鹿島(第28節/3○2)、G大阪(第29節/1○0)と二戦続けて優勝争いをするチームと戦い連勝。そして、これから続くのが残留争いをするチームとの試合である。残り5試合で今節の仙台を皮切りに、徳島(前節、降格が決定)、大宮、清水、新潟と戦っていく。
そうした相手との試合に対して、ベテランの栗澤僚一は「死ぬ気で来るというか、本当に残留争いのチームは後がない」と警戒しつつも、「緊張した中でプレーしなきゃいけないというところで、ミスを恐れてしまうというのもある。だから、そこは本当に1点の重みが大きくなる」と言う。先に点を取ることができれば、相手の気持ちの強さを焦りに変えることができるからだ。
まずは仙台戦。キャプテンマークを巻くことも予想される栗澤は、チームを引き締める役割も求められるが、「引き締まっているから大丈夫。とにかく勝ちたい、アウェイでもまた。本当に良い形で締めくくりたいというのはあるし、一つひとつ勝っていって、順位を上げたい」と思いを語った。
(柏担当 石原 遼一)
2014/10/25 19:13