肺の塞栓症を克服し、17日から甲府の練習に参加しているDF畑尾大翔(早稲田大)が24日、横浜FMとの練習試合に先発した。23日のリーグ戦に出場、もしくは先発しなかった選手による対戦で、畑尾は前半が3バックの右、後半は3バックの中央でプレーした。
手術後は早稲田大で練習試合に参加していたとのことだが、ここまでのプレー時間は最長45分。75分間のプレーは「体力的にもキツかった」(畑尾)と口にする。矢島卓郎、端戸仁らが見せるオフ・ザ・ボールの動きに苦しみ、なかなかつかみ切れない場面もあった。しかし持ち味の高さ、強さとフィードの質を試合では披露していた。
城福浩監督は「コンディションがまだ万全ではない中で、よくやってくれたと思う」と評価を口にしつつ、契約については「メディカルチェック等の、諸々の手続きがしっかり整えば、本人が『ここで成長できるのであれば』と言ってくれているので、そういう方向になっていけばいいなと思っている」とポジティブな方向性を述べている。
なお、試合は甲府が2分に松本大輝のゴールで先制するも、その後に4失点。横浜FMが4-1で勝利している。
(甲府担当 大島和人)
2014/03/24 19:08