7月1日付で契約した畑尾大翔は井澤惇、稲垣祥に次ぐ甲府3人目の“練馬産Jリーガー”。3人は年齢も近く、出身地だけでなく、FC東京の育成組織出身というバックグラウンドも同じ。「3人でごはんに行ったりする」(稲垣)という、プライベートでも近い関係だ。
稲垣は学年的に見ると畑尾の一つ下になるが、二人は「小学校のときに地域トレセンで一緒にやっていた」(稲垣)という関係。稲垣から見た当時の畑尾は「地域トレセンのドン。存在が上過ぎて、話しかけられもしない」雲の上の人だったという。
とはいえ、FC東京U-18、早稲田大で主将を務め、闘病の苦労も経験したいまの畑尾は「だいぶ柔らかくなった」(稲垣)。プロでは少し先輩の稲垣は「成長しましたね、あの人も」と畑尾の変化をやや“上から目線”で認めていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/07/02 18:04