甲府はようやく今週から“平常営業”に戻った。地元のグラウンドでトレーニングを積み、13日(木)には積雪が直近まで残っていた韮崎中央公園も使用解禁となる。15日の新潟戦は山梨中銀スタジアムで開催される“本当の意味でのホーム開幕戦”だ。城福監督も「何はともあれ今週ここでこうやってできているということが一番ありがたい」と胸をなでおろす。
一方で城福監督が懸念するのは年間チケットの売り上げ。「おそらく山梨の雪害の影響もあって、クラブとして大変な状況だと聞いている」と口にする。親会社、大スポンサー企業がなく、自立した経営を要求される甲府にとって、お客さんを呼ぶ、年間チケットの売り上げを伸ばす最良の方法は勝ってアピールすることだ。
15日の新潟戦は地域を盛り上げるため、雪害の被害を受けた人を勇気付けるため、そして自分たちが前へ進むための、大切な試合となる。
(甲府担当 大島和人)
2014/03/12 22:04