第1節の京都戦、前節の大分戦とともに途中出場で存在感をアピールしたのは川島大地。サイドハーフとしてピッチに立つと、得意のドリブルや精度の高いクロスで攻撃を活性化してチームの反撃態勢を整える役割を果たした。
中でも存在感を際立たせたのは、パンチのある左足シュートで相手ゴールを襲った場面。
京都戦ではクロスバーに、大分戦では右ポストに当たっていずれもゴールとはならなかったものの、相手チームに十分な冷汗をかかせ、チームのサポーターには一瞬ではあるが心臓が高鳴る興奮を与えたのだった。
「バー、そして右ポストと来たから、今度は左ポスト、なんてことはないですよね?」と話を振ると川島は笑いながらこう答えた。
「それはないように。今度は枠内に飛ばしますよ」
もちろん、枠内に飛ばしてネットを揺するということだが、そうなれば、それが川島にとってのうれしいリーグ戦初ゴールとなる。
(北九州担当 島田徹)
2014/03/12 22:03