前節・甲府戦(1△1)の交代策について、ランコ・ポポヴィッチ監督が説明した。
0-1でリードされていた72分、指揮官が切った2枚目のカードは、ルーカスに代えてネマニャ・ヴチチェヴィッチ。チーム内で得点随一のセルビア人を投入したわけだが、好機に絡みながらもそれを成就できていなかった東慶悟との交代がルーカス外しよりも妥当ではないかと筆者は感じた。結局、ヴチチェヴィッチは活躍できず。
ポポヴィッチ監督は、こう説明してくれた。「慶悟はルーコン(ルーカス)に比べて切り替えもしっかりしていたし、チャンスも作っていました。では、アシストしたのは誰でしょう(0-1で迎えた80分に決めた徳永の同点弾は東のアシスト)」。
交代されたルーカスは、ベンチで怒りをあらわにしていたが「彼がそういう気持ちになったのもわかる。誰より勝利を欲していましたから」。週明け、ポポヴィッチ監督は練習後にルーカスと通訳を介さずに話し合っていた。対話が終わったあとには、ハグを。「問題はない。彼のことは理解している」と指揮官は述べている。
FC東京の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(FC東京担当 田中直希)
2013/11/02 20:22