13日の天皇杯3回戦・新潟戦で途中出場しプロ初ゴールで勝利に貢献した後藤優介。昨季U-18からトップ昇格してプロ2年目をJ1で迎えたものの、今季は公式戦ではナビスコカップ第7節・鳥栖戦に左ウイングバックで出場したのみ。それでも腐ることなく練習に励み、一人で走り込みを続けていた中での、本職FWでの出場だった。
U-18時代は九州プリンスリーグ得点王に輝いた逸材ながら、ピッチ外ではプレーとは真逆の消極キャラ。か細い声で口数少なく、よく一緒に食事に出掛ける梶山陽平からも「後藤は喋りませんねえ」と感心された。
その後藤が92分、左サイドで仕掛けた森島康仁のパスを受けシュート。ゴール前で呼び込む後藤を見た関係者一同は「アイツ声出したのか!?」とのけぞったが、後藤は「僕の声が森島さんに届いたからこそですよ」と主張。
真偽のほどは定かではないが、後藤は今日も練習後、一人グラウンドを走っている。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/10/15 16:23