ここ最近、居残り練習で毎日繰り広げられているのが“丸谷拓也スペシャルメニュー”だ。内容は、カラーコーンを並べ、ひたすらトラップとパスを繰り返す地道なトレーニング。
「もっと基礎技術のレベルを上げたい」と、丸谷自らが菅原大介ヘッドコーチに申し出て始まったもので、細やかなボールタッチを意識しながら、灼熱のグラウンドで黙々とボールに触り続ける。
「それに便乗するかたちで」(菅原コーチ)、後藤優介、松本昌也、上福元直人ら若手選手も次々に仲間に加わった。GKの上福元もフィールドプレーヤーとまったく同じメニューをこなす。
キム・ジョンヒョンのヘディング練習に続き、選手が自発的にトレーニングに取り組む熱心さに、つねづね個の能力向上の必要性を説いてきた菅原コーチも手ごたえを感じている様子。その成果がピッチで表れる日も近いはずだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/08/02 14:40