「プロとして、『この選手がいるから試合を見に行きたいな』という選手になりたい」。そう言って、シュナイダー潤之介は意外な選手の名を挙げた。「マエケン(前田健太・広島カープ)はもちろんだけど、最近は藤浪くんもそうでしょ」。
藤浪くんとは、高卒1年目で2ケタ勝利(10勝6敗)を挙げた藤浪晋太郎(阪神タイガース)のことだ。「自分も『シュナイダーがいるから横浜FCを応援に行きたい』という存在になりたい」。プレー面のみならず、『いちプロ選手』としての格を考えるシュナイダーらしい発想だ。
そのシュナイダーは、小1のときからの熱烈なカープファン。広島は、藤浪のいる阪神と12日よりクライマックスシリーズを戦う。チーム日程により甲子園には駆けつけられないが「オレは東京ドームで待ってます!」と、赤ヘル軍団の突破を信じている。
「関東でカープを見に行くと負けていない。去年のマエケンのノーヒットも、今年は東京ドームの連敗を止めた試合も見に行った」。相性の良さ(?)をアピールしつつ、いまから打倒・巨人に燃えている。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/10/11 16:50