「やっとサッカーができるという実感がわいてきた」。第22節・京都戦で右第5中足骨を疲労骨折した前田直輝が、2日に行われたU-20日本代表との練習試合で実戦復帰を果たした。
前田は2本目の37分に右サイドハーフとして交代出場。ピッチに入る際、三浦泰年監督からは「お前が一番やりやすいポジションだぞ」と声をかけられたという。「対人の練習をあまりやっていないので、相手を抜く感覚を思い出したかった」という前田は、積極的にドリブルをしかけて存在感を発揮した。
離脱期間中は大好きなバルセロナの試合を中心に、海外サッカーを研究。イマジネーションなど、自分のプレーに生かすために研さんを重ねた。「味スタのピッチに立ったとき、サポーターの方々に『3カ月前の前田直輝より、いまの前田直輝のほうがいいぞ』と言ってもらえるように、1日1日を大事にしていきたい」と前田。
ドリブルがよく似合う背番号27は、復活への第一歩を記した。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/10/03 09:33