第27節・鹿島戦にシャドーで出場し、ネズミ花火のようにくるくるとスペースを抜けて積極果敢に相手の背後を突いた木島悠。何度もゴール前に迫ったほか、木島を止めようとする相手守備陣に倒されてはフリーキックを得て、数々のチャンスを演出した。また、169cmと小柄ながら、鹿島の屈強な選手たちを相手に空中戦でも競り負けないところを見せた。
試合後、そのことについて木島に直撃すると、「僕が小さいから相手も油断するんじゃないですか。まさか負けへんやろって多分思ってるやろうし。でもヘディングで勝てる自信は密かにある。相手の油断したところを突いたりしてます」とニヤリ。
ウィークポイントをストロングポイントへと転化する強さも才能の一つだ。フィジカル面で悩みを抱える全国のサッカー少年たちは、木島が空中戦をどう戦っているかを研究してみてはいかがだろうか。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/10/01 14:47