11日の練習で、今まで以上に勢力的に動いていたのが、ボランチの八角剛史だ。前線や中盤の選手だけでなく、最終ラインの選手とも入念にコミュニケーションを取る仕草は、まさにピッチ上の監督。
柱谷幸一監督の指示がうまく理解できていなかったナム・イルウにも、手取り足取り教えていたので「韓国語できるの?」と聞いたら、笑ってはぐらかされてしまったが「いつも以上に話し合っていた?」と尋ねると、真剣な表情に一変し「やりたいことに対して、みんなに迷いが見える。そこをハッキリさせないと、いろいろなことがブレて来る。もう一度監督の目指すサッカーを確認するためにやっただけです」と、いつものようにクールな表情ながら、熱く語ってくれた。
「G大阪は引いて守っても、そこを通すだけの力を持っているチーム。崩されたときに、どれだけ対応できるかが勝利につながる」
今節のキーマンは、静かに燃えている。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/07/11 16:14