国内三大タイトルの一つであるルヴァンカップは、横浜FMとの激闘の末に湘南が大会初優勝を飾った。
28年ぶりのタイトル獲得となった湘南に対して、祝福のメッセージを送ったのは今季湘南から川崎Fへと移籍を果たした下田北斗だ。湘南が準決勝に進んだころから「自分たちは負けてしまって悔しい思いが強いけど、湘南には頑張ってほしい」と語っていた下田は、昨日の試合もしっかりとTV観戦。TVの前で古巣の優勝を喜んだ。
「僕は勝つと思っていました。試合も本当に湘南らしい試合でよかった。個人的にはうれしい気持ちのほうが強いですね。もちろん悔しい気持ちもありますけど、自分としては地元のクラブですし、好きなクラブなので。それに湘南のみんなが頑張っているのは知っていたし、本当に優勝してよかったと思います」
試合後には曺貴裁監督が涙を流す姿がTVに映されていたが「あれはいつもどおりっすね。いつも泣いてるんで(笑)」と一言。湘南の優勝を見ることで気持ちを高めた下田は、次は俺らだと言わんばかりに川崎Fが見据えるリーグ連覇に目を向けていた。
(川崎F担当 林遼平)
2018/10/28 17:59