J1第29節・G大阪戦後、3日間のオフを挟んだ10日、C大阪が練習を再開した。
その中には、第27節・湘南戦で右肩を脱臼した杉本健勇の姿もあった。全体練習のメニュー自体は体幹トレーニングとランニング、そして自主的に軽くボールを蹴る程度だったが、練習を終えた杉本は、「手術はしません。自分としては次節のFC東京戦を目指していきたい」とキッパリ。
その決断については、「何人かのドクターやトレーナーさんの話も聞かせてもらいました。そして何より、実際に脱臼した経験のある選手に話を聞くのが一番だと思ったので、僕は(長友)佑都くんに聞きました。佑都くんも過去に僕と同じ状況で手術を選択しなかったんですけど、僕もどちらかと言えば(手術は)したくなかった。手術すれば復帰まで4、5カ月かかってしまうから。最終的に決めたのは僕ですが、トレーニングの仕方なども含めてアドバイスをいただきましたし、いろいろ相談させてもらいました」と話し、日本代表の長友から助言も受けたことも明かした。
自身は欠場を余儀なくされた大阪ダービーについては、「どこと対戦しても負けたら悔しいですが、特に自分たちのホームでガンバに負けたのは悔しかった。試合後のガンバサポーターが盛り上がっている姿は目に焼きつけたので、次、対戦するときは必ず勝ちたい」と話した。
「いいペースで復帰に向けて調整できている。しっかり間に合わせたい」。延期ぶんの第28節・名古屋戦も含め、リーグ戦も残り6試合。目標にしているACL出場圏である3位以内へ向けて一戦必勝の試合が続く中、チームの力になるべく、背番号9が戻ってきた。
写真:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2018/10/10 14:22