14日に東京Vから横浜FMへの完全移籍が発表された畠中槙之輔が16日、入団会見に臨んだ。
久保建英、チアゴ・マルチンスという同じタイミングで加入した選手に続いて会見に臨んだ畠中は、多くのテレビカメラに囲まれると「ヴェルディとは違う雰囲気なので緊張した」と苦笑いした。
東京Vからの移籍は「ヴェルディが(プレーオフ出場圏内の6位など)良い状況ということ」で難しい決断だったようだが、「去年から少しでも早くJ1でやりたいという気持ちがあった」ことで決断。いくつかのオファーがある中、「昔からのヴェルディのライバルクラブだった」ために悩んだようだが、「勝負の世界と割り切ったら行くべきだと思った」こと、そして「プレースタイルや監督の熱意が好きだと思った」ことで横浜FMを選んだことを明かした。
また、J1でプレーしたい思いを募らせたのは仲間たちから刺激を受けたことも大きな要因だった。中でも「一番は安西幸輝選手」とジュニア時代からともに過ごしていた仲間の名前を挙げ、「今年から鹿島に移籍してすごく活躍しているのを見ると、自分たちが学んできた環境は間違いじゃなかったと思うし、刺激になった。僕もこいつと同じ舞台でやりたいと思った」と話した。そして横浜FMは次節にアウェイでの鹿島戦を控えているだけに、「メンバーに入るか分からないけど、すぐに鹿島戦があるので楽しみ」と目を輝かせた。
横浜FMには日本代表でも活躍し、今季はキャプテンを務める大ベテランの中澤佑二がいるが、「迫力の部分だったり、ヘディングもそうだし、体をしっかり張れることが長年やってこられた理由なのかなと思う。盗めるものは盗んで自分の中でしっかり消化して自分のものにできたら」と学ぶ姿勢を見せた。
中澤と同じくベテランの栗原勇蔵、今夏加入したドゥシャン、チアゴ・マルチンスと経験豊富なライバルが多いが、自身のプレーでの特長については「空中戦だったりフィジカルだったり、攻撃の時の縦パスだと思う」と話しながら、「それをこのチームでもしっかり出せればアピールになるんじゃないか」と自信をのぞかせていた。
写真:菊地正典
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/08/16 15:24