福岡から山形へ完全移籍で加入した田村友が、18日からチームの全体練習に合流している。
「強みはフィジカルの強さで、前につぶしにいけることだったり、そのあとはフィードの部分。奪ったあとの1本目を攻撃につなげられるというところは強みだと思うので、そこを生かしたい」
そうしたプレーのほか、よく首を振って周囲の状況を見ることと、ファーストタッチで自分のタイミングや間合いを作る様子が見られた。本人に聞くと、こんな答えが返ってきた。
「浦和にも行って(17年に期限付き移籍)、プレッシャーが速い中でやっていたというのもある。常に首を振って、常にファーストタッチでうまくやんないと取られちゃう。そういった意味では、今まで行かせてもらった浦和だったり、福岡もそうなんですけど、やってる環境が良かったから、自分もそこは意識してやれてるのかなあと思います」
初めてとなる夏場の移籍で重要なのは、いかに早くチームに溶け込めるか。古部健太は福岡で1年チームメートだったなど、既知の選手はわずか。初日の練習後には、クラブハウスに引き返す前のグラウンドで、選手数人と座り込んで自己紹介や近況のやり取りをする時間を設けるなど、積極的にコミュニケーションを図っていた。
木山隆之監督は「プレーのイメージはだいたいある。まったく知らないわけじゃないし、対戦もしてるし、映像も何回も見てるので、なんとなくはつかめてます」とすでに力量は把握済み。今季福岡でリーグ戦出場は1試合にとどまったが、まずは山形でのデビューをめざす。
写真:佐藤円
(山形担当 佐藤円)
2018/07/21 07:02