フランスの優勝で閉幕したロシアW杯だが、各国代表の繰り広げた熱戦は、監督や選手たちにいろいろな刺激をもたらしたようだ。
贔屓のフランス代表の優勝に喜んでいるMF馬場賢治だが、それ以上に、「W杯を見てもJリーグでも戦術がどんどん複雑化していて試合中にフォーメーションチェンジしたり人の立ち位置が変わったりが当たり前のようになっている。僕がJリーガーになった当時とはまったく違う。選手個人としてもその流れに置いていかれないようにしないと、最近のサッカーに対応できなくなると思う」と自身の思いを激白する。
大分でも、片野坂知宏監督の求めるスタイルが、日々着々と進化中だ。ポジショニングやボールの動かし方など、実に細かい部分で戦術のブラッシュアップが続き、オプションの幅が広がっている。
「まず個人がしっかり理解した上でチームとして形にしていかなくてはならないので、本当にありきたりだが、監督の言っていることをよく聞くことが大事」と馬場。チームは現在3連敗と足踏み中だが、この苦境を乗り越え、さらなるステップアップを実現しなくてはならない。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/07/21 07:04