8日、仙台が9日のルヴァンカッププレーオフステージ第2戦・湘南戦に向けて、非公開で練習を行った。
仙台が練習を非公開にしたのは、渡邉晋監督就任後は14年秋以来。当時は紫山サッカー場が未整備で、チーム関係者エリアのほかは来場者の安全性が確保できなかったため立ち入り禁止としていた。しかし、練習内容の流出を防ぐための非公開は、渡邉体制になって初めてのことだった。
仙台は今大会プレーオフステージ第1戦ではアウェイで0-3という大敗を喫しており、ノックアウトステージ突破のためには4得点以上、4点差以上の勝利が必要。渡邉監督は「W杯による中断前の、ビッグゲームだと思っています」とこの試合を位置づけたうえで、「いつも練習を楽しみにしているサポーターの方にも申し訳ないけれど、そういう皆さんの協力あっての練習で、ドラマを起こすためということをご理解いただきたい」と練習後に説明した。
内容は「普段どおり」(渡邉監督)ということで、普段の試合前日同様にミニゲームやセットプレー練習が行われたとみられる。「気負いまでいかなくても、『明日、やるぞ!』という声が聞こえてきました。今は落ち着け、というくらい」と、監督はこの練習を振り返った。
今大会ベスト8進出をかけた大一番。仙台の努力は、2戦合計の逆転勝利というかたちで実を結ぶか。
文・写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/06/08 19:50