仙台の渡邉晋監督が、新しい腕時計を身につけて指揮を執っている。
J1・2nd第7節・鹿島戦(1○0)で、仙台は勝利を収めた。これは仙台にとって02年のJ1・1st第5節(2○0)以来となるアウェイでの鹿島戦勝利。渡邉監督はその02年の試合では選手として出場しており、監督となって再び結果を出し、両の拳を突き上げて喜びを表現した。
その指揮官が鹿島戦で左腕に、目立つ腕時計を巻いていたことに気づいた方もいるだろうか。これはG-SHOCKのベガルタ仙台モデルで、現在はクラブ公式グッズとして、SOCIO CLUB 会員を対象に限定抽選販売されている。仙台のチームカラー“ベガルタゴールド”をベースにして、バンドには白い星マークがプリントされ、バックライトにはクラブエンブレムが浮かび上がる仕様だ。
渡邉監督も、この腕時計を先週の練習からつけている。練習では計時用に二本を使用しているのだが、「(先々週は)報道陣に二本の腕時計を使っていることについて聞かれたのに、(先週に片方の)腕時計をこれに変えたときには聞かれなかった」と苦笑いした。
選手時代の01年以来、このクラブと歴史をともにしている渡邉監督。「(けが人が多く出ている)厳しい状況でもチームとしてやるべきことができているので、さらに結果を出したい」と、新しい腕時計とともに勝利を重ねる意欲を見せている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/08/10 15:30